妊活マン ー令和の子作りー

男目線で不妊治療を綴ります

アメリカで受けた不妊治療(体外受精)のまとめ。全体の流れ。私たちの経験談を綴ります。

2020年に、アメリカで不妊治療(体外受精)を経験し、幸いにして妊娠に至ることができました。

州や施設によって状況は変わると思いますが、一つの経験談として読んでもらえれば幸いです。

治療の流れと、全体のまとめをここに記したいと思います。 

アメリカでの不妊治療で経験した良いこと悪いこと

保険が効いた!!(NY州)

まず、私はニューヨーク州在住(といってもNY州は意外と広く、ニューヨークシティからは遠く離れた所)です。州や保険プランによっても事情は異なると思いますが、NY州では2020年1月から一部の保険が効くようになりました。これはかなり大きいです。金額はこちらにまとめました。日本の半額以下で受けられました。

着床前診断(染色体検査)が受けられた

こちらは、保険は効かず自費でした。ただ、こちらは高く30万ほどかかりました。

日本では2020年時点で臨床試験の段階のようですが、アメリカでは希望すれば受けることができます。

体外受精でうまくいく人は大体3回位以内で成功すると日本で説明を聞いたことがありますが、着床前診断を受けてその理由が分かりました。

体外受精をして受精卵まで育っても、染色体異常がある確率は40-60%あるそうです。

私たちの場合、採卵して9個とれたうち受精卵まで育ったのが5個。

染色体検査をした結果、正常は2つだけでした。

 

従来の評価方法との比較が気になるところだと思います。胚盤胞まで育ちの速さと、見た目の分類が通常の指標だと思います。

便宜上5日目に胚盤胞まで育ったものを良い見た目から1、2、3、

6日目に育ったものを4、5、としてお話させて頂きます。

1はグレードもよく、染色体正常でした。

2と3が同程度のグレードだったのですが、培養士によると2番目に移植に使う予定だった2は染色体異常があり、3番は正常でした。

6日目に胚盤胞に育った4-5番は染色体異常がありました。

 

体外受精を繰り返してもうまくいかない方は試す価値はあると思います。

金額は30万ほどかかりました。検査する卵の数によっても価格は変わります。

結局保険が効いた体外受精+染色体検査で、日本で受けた場合と同じぐらいの額にはなりました。詳細はこちら↓です。

アメリカで着床前診断を受けた不妊治療経験者の思うこと、費用などなど - 妊活マン ー令和の子作りー

コミュニケーション・予定の計画が大変だった

英語や医療分野という障壁を抜きにしても、想定外のことが起こります。

 

お国柄でしょうか、基本的にポジティブなことを言ってきて、愛想はよいのですが、ちゃんと仕事しろよと思うことが何度もありました。

 

インフォームドコンセントという概念は訴訟も多いアメリカから来たものと思っていましたが、意外とテキトーでした。もちろん説明してくれる時もありますが、あとはこの紙に書いてあるから、という感じが多かったと思います。同意書のコピーも言わないともらえず、後から確認したいときに無くて困りました。

 

また、当初日本に一時帰国予定があったので、できるだけ早めに計画したいと伝え所、それまでにはできるわね!と言っていたのに、いざ計画を立てる段階ではなかなか予定が立たず困りました。

最終的には押し切るぐらいの気持ちが必要です。相手任せにしていると進まず、こちらから主張しないと、日本のように良きに計らってくれる感じは全くありません。

 

ドクターとナース、検査を担当する人との連携ができてないことも多々ありました。ドクターに文句を言っても、謝るようなことはなく、人のせいにしていました。

 

薬についても自分たちで把握していないと、処方されていなかったり、数が足りなかったり、多すぎたりします。

待ち時間が少なかった

さっきまで文句を書き連ねましたが、待ち時間が少ないのはいい所です。日本だと2-3時間待つこともありましたが、こちらでは予約の時間通りに呼ばれます。もちろん検査結果によってはまた明日or明後日に来てと言われることは避けられませんが、所要時間はかなり少なく済みました。

病院に夫婦で行くことができた

こちらでの仕事は、自分である程度時間をコントロールできるので、常に病院には行くことができました。日本では仕事優先で、平日に一緒に行くことなんてしませんでしたが、一緒に行くことができたのは良かったと思います。検査やチェックのエコーだけだと予約時間通りで、それほど時間がかからなかったこともよかったと思います。

 

続いて、私たちが受けた治療の流れを紹介したいと思います。

治療の流れ

数えたら24回は病院に行きました。他にも薬局に薬を取りに行ったり、電話で予約を取ったり、オンラインでメッセージをやり取りしたり、振り返るとかなりの時間をかけていました。

予約の電話をする

前回の記事もご覧ください。受診まで数週間待つかもしれません。

産婦人科(orかかりつけでもOK)を受診。2019年11月

不妊治療センターに紹介してもらう。

不妊治療センター初回の受診。2020年1月初め。

Drと話し合い。初めから体外受精を希望したので、必要な検査としては採血と、USG子宮内注水エコー検査が組まれました。

USG 1月半ば

Ultra sound sonography. 子宮内に水を入れて子宮内の形をチェックしました。検査の結果ポリープが見つかりました…。

着床障害になるので手術が必要となりました。 

精液検査 1月半ば

結果は正常でした!こちらに様子をまとめたので旦那さんはぜひチェックを

排卵誘発、採卵、体外受精。2月半ば~、採卵は2月終わり頃

採卵から心拍確認までのより詳細な話はこちらになります

薬は私(夫)が準備して、注射しましたよ。準備は感謝されました。

卵の成長はやや遅めで、計6回エコーに通いました。

採卵の日は朝7時に病院に行き、9時半ぐらいには帰宅しました。30分ぐらいの処置の間、私は部屋の外でただ待っていました。

体外受精は、精子の検査結果にかかわらず病院の方針で全て顕微授精(ICSI)でした。

着床前診断

考えた末、35歳以上だし、日本では選べないけど、アメリカでは選べるのであれば、できることはやっておこうと考えました。詳細はこちらです。

子宮ポリープ切除術  3月初め

これも生理周期で手術のタイミングを計って日程を決めました。

アメリカらしく日帰り手術でした。このときに着床前診断の結果を教えてもらいました。詳細はこちらです。

胚移植 3月終わり頃

通常手術後は、次の生理周期、すなわち1か月以上あけてから移植するとのことでしたが、次の月に帰国を予定していたので、希望を伝え続けたら今回の周期で移植してもらうこととなりました。

移植(と言っても子宮内に注入するだけ)は一緒に処置室に入ってその瞬間を見せてもらいました。

採血で妊娠判定 4月初め

移植後1週間で採血を行いました。採血結果は電話で伝えられました。Congratulations!と言われたようです。が、彼女らはいいことしか言わないということに気づいていたので、本当に確信できるまで慎重に構えていました。

採血は7日後(85 mIU/mL)、10日後(602  mIU/mL)、17日後(9539 mIU/mL)の合計3回行いました。

エコーで心拍を確認。4月終わり頃:妊娠5週

拍動をみて、ちょっと感動しました。

採卵から心拍確認までのことをもう少し詳細に下記に書いたのでもしよければ読んでいただければ幸いです

nkatsuman.hatenablog.com

 

あとがき的感想

新型ウイルスの影響で、診療は一部ストップして、新規の受付は一時停止となっていましたが、なんとか治療を継続できて幸いなことに妊娠に至ることができました。

 

振り返ると不妊治療センターに行くまでに時間がかかりましたが、

その後はスムーズに事が進んでいるように見えます。

しかし、当初は2月に採卵の枠はないから3月以降と言われたのに、3月の予定もなぜか確保できずもやもやしたり、

手術の後は1か月あけるから、移植は4月以降と言われ、4月に一時帰国するからその前に治療を終わらせたいとの希望にOK!って言ったじゃん、といらいらしたりしていました。(世界情勢を鑑みて帰国は早々に中止していましたが)

 

治療センターの受診までも、産婦人科に受診歴があったので産婦人科を経由しましたが、かかりつけを受診して紹介してもらった方が早かったかもしれません。

でもタイミングよく保険が効く時期から受診できたのは、結果オーライでした。

 

生理周期に依存するので、何か1つイベントが発生すると、次は1か月後となってしまうことを考えると、治療中のストレスは大きいですね。

 

仕事の時間は融通がきいたので、病院には常に二人で行くことができたのもよかったと思います。(精液検査は一人で行きましたけど)

 

今回はこちらで印象に残ったことと、一連の治療の流れの紹介でした。

費用はこちら↓にまとめたので参考になれば幸いです。

nkatsuman.hatenablog.com