妊活マン ー令和の子作りー

男目線で不妊治療からの妊娠・出産を綴ります

男は黙って精液検査。クリニックで射精した話。ー男が綴る不妊治療ー

気づいたら35歳になっていた。 

来年は仕事が落ち着きそうだから、本格的にまた治療をしようかと妻と考えていたところ、なんと急遽アメリカ赴任の話が出てきた。以前から興味はあったし、妻も行ってみたいと。不妊治療をとるかアメリカ赴任を取るか、結構究極の選択だと思いつつ、アメリカに行ったら、環境も変わるし規則正しく生活してたらできるんじゃないかと考えて、アメリカに行くことを決めた。

来春に出発を控えた冬のある日、先輩と飲みに行った。そこで不妊の話をしたら、その先輩も同じ悩みを抱えていたこともあり、赴任前に不妊専門のところ行ってみたらと提案された。

 

作戦はこうだ。体外受精をして凍結保存しておくというもの。

以前通ったところはあまり体外受精には積極的でなかったので、今回は別のクリニックにした。

予約をして、受診して希望を伝えると、あっという間に検査と予定が組まれた。

 

私の担当は、おなじみ精液検査である。テストステロンといった男性ホルモンや性感染症の有無も採血でチェックした。精液検査に5000円、採血に2万円ほどかかった。

 

前回は家で採取したが、今回はクリニックの専用部屋で臨んだ。

担当のお姉さんから容器を受け取り、個室に案内された。プライバシーには配慮されており、あの人がここでマスターベーションをしていたなんて!て見られない位置に部屋と提出場所がある。部屋にはゆったりした椅子とテレビ、DVD、ティッシュが置いてあった。数種類のDVDを眺めた。誰が選んだのだろう、院長だろうか、なんて考えながら、これだと思う1枚を決めていざとりかかった。これに緊張したり、ためらいがある方もいると思うが、私の場合、自宅ではなくこんな公共の場で、このような行為をしてしまうなんて、というすこし変態とも言える興奮を感じていた。気になることは時間である。あまり早いと、あの人早すぎ、って思われるのも嫌だなと思い、時間稼ぎをしてみる。最後まで絞り切り、採取した時間を書いて、提出する窓口にむかった。インターホンを鳴らすと担当者が出てきた。女性だった。ちょっと恥ずかしさを感じつつ、堂々と採取物を渡した。彼女はプロフェッショナルだからなんとも思っていないのだろうけど。

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 youtubeで無料でこんな映画も見れます。夫が持ってるのがあの容器です。

 

結果は大丈夫であった。また量は多めだった。

今回のクリニックは泌尿器科の先生もいて、次に診察を受けた。