妊活マン ー令和の子作りー

男目線で不妊治療を綴ります

アメリカで不妊治療(体外受精)。排卵誘発~採卵~胚移植、結果判定までをゆっくり振り返ってみた。

あとから振り返ってみると、体外受精のための準備の時期は慌ただしくあっという間に過ぎ去って行きました。全体の流れはこちらにまとめたので読んで頂ければ幸いです。今回はもう少し詳細に振り返ってみたいと思います。

排卵誘発

妻が受けた注射は2種類。Gonal F 225単位とMenopur75単位を2週間毎日注射しました。

これは36歳という年齢のためでしょうか、エストロゲンパッチも子宮内膜を整えるためと言われ、貼っていました。

私の役目は、注射薬の準備と実際の注射。

日本にいたときと違って、仕事が夜遅くまでかかることもないし、飲み会に行く友人もいないので、規則正しい生活が送れています。日本にいたら妻に任せきりになっていたところですが、こういった形で参加をしていました。

低刺激や高刺激などといった方法が色々検索すると出てきますが、自分たちのが何に当てはまるかよく分かってはいませんでした。

注射を始めてしばらくすると、超音波で評価する日々が始まりました。予想より育ちが遅いのか、また明後日来て、を何回言われたのか。

結局エコーは6回行きました。この検査は行くたびに30ドルをcopayとしてとられるので、できれば少ない方がいいですが、高い英会話レッスンと思って、質問もするようにしました。

良かったことはエコーの予約が大体時間通りに進み、いつも朝8時か8時15分の予約で、9時半には病院を出ることができていました。

このクリニックだけでなく、他の内科なども日本のように待合室が込み合っていることはなく、大体予約時間になると呼ばれるのはよかった点でした。ただ、一般の病院に限って言えば、予約がすぐはとれずに、人数もきっちりと制限されているのか、アメリカはだいぶ医療者に優しい仕組みになっているのかなぁと思いました。けっこう日本だと、予約も無理やり詰め込んで、Drも休まず働いてヘトヘトみたいか感じかと思います。

 

話はそれますが、受付に一人だけ男性がいました。日本だと基本女性ですよね。

一度やたらボロボロの車に乗って通勤してきたところを見ましたが、愛想も仕事っぷりも、よくも悪くもない、まずまずなお兄さんです。髪が青かったり緑だったり(そもそも金髪はナチュラルですからね…)、ピアスやタトゥーがたくさんついてたりする医療関係者、特に受付やナースですね、も、いるのですが、さりげないタトゥーが入ってるだけなのは好印象でした。

でもさすがにDrはタトゥーもしてない印象です。でっかい指輪をしていたり、華やかな格好をしていたりするDrは普通に出会いますが。

採卵

卵胞の大きさが十分育ったところで、排卵を刺激する注射の指導がありました。

注射の翌日にHCGを測って、きちんと投与されているかを確認し、

翌々日に採卵となりました。

採卵は朝7時に病院に到着、当日に麻酔科の先生からも話を聞きました。8時頃から始まって、30分ぐらいで終わって帰ってきました。

9個とれたよとのことでした。

麻酔のせいで妻はうとうとしていましたが30分ほどで覚醒し、10時頃には帰宅しました。

Drからは今日は一日妻についているように指導がありました。(が、やるべき仕事もあって、数時間家を留守にしましたが、大丈夫でした。万が一、念のためには付き添っておくべきだったのでしょうけど)

 

この採卵の後、胚盤胞まで育つのを待って、9個中5個育って、着床前診断を受けました。

胚盤胞になったのが5日目のが3つ、6日目のが2つでした。

この検査をするときは凍結が必須になるので、新鮮胚移植の選択肢は自然となくなりました。新鮮胚移植は初回しかできなことを考えると、「限定」効果でtryしてみたくなりますが、データは凍結胚移植のほうがいいと出ているので、そこはムダに心配することなく進むことができました。これについては別に、考えたことをまとめたいと思います。

 

我々の場合、2か月後に一時帰国を考えていたので、それに合わせて予定を調整してもらっていました。子宮ポリープも見つかって手術しなければならなかったのですが、手術の予定は何度も問い合わせることになって、急かすことができたのか、採卵の翌週に受けることができました。相手任せにしていると全然進む気配がなかったので、主張することは大切です。手術についてもまた別にまとめたいと思います。

胚移植

術後は1か月以上開けてから胚移植をするものだと言われていましたが、帰国の前にやってほしいと言い続けたら、手術の2週後にやってもらえることになりました。キズの治り具合とかも結果に影響するかと心配していましたが、幸いなことにうまくいきました。

胚移植当日は、また朝7時と早くに病院に到着、今回は私も妻と一緒に処置室に入室し、一緒にみることができました。

その移植が妻はすごくうれしかったようでしばらく上機嫌でした。

結果判定(採血 HCG)

やたら妻はちゃんと着床したかどうかを気にしてネットの情報を探しまくっていました。人それぞれに「着床した感じ」を皆さんお持ちのようです。体が暖かくなったり、何か夢を見たり。

が、それに振り回されて一喜一憂するのは、必要のないことだと思うのですが。

いろんな「情報」を仕入れて、何を基準にしたのか分かりませんけれども、妻に「最初の2日ぐらいは良かったけど、お腹が痛くなって3日目ぐらいの感じはなんかダメかも」と言われて惑わされたのは私です。この浮き沈みは精神的に良くないですね。個別の体験談・ブログはとても役に立つ情報を教えてくれたり、共感できるところもありますが、あくまで一つの事例として受け取っておくのがいいようです。

とにかく今回の結果は採血で判定されます。胚移植後、5日目の朝採血に行って、昼頃に電話で結果のお知らせがありました。

 

「Congratulations!」

 

と言われたようです。

陽性の結果だったよとのラインにうれしくなって仕事を中断して電話をしました。

 

それでも、これまでのやり取りから、基本あの人たちはいいことしか言わないので、本当にそのデータがあっているか、HCGの値をネットで調べまくってました。

個別のデータと比較することには意味はないかもしれませんが、参考までに数値を載せておくと、85mIU/mL(移植後7日目)-602(10日目)-9580(17日目)でした。

 

信頼関係は大切ですね。

信じられていたら余計な心配をせずに、余計な時間も使わずにいられたのですが。

どこまで自分で調べて知っておくべきで、どこまでただクリニックを信頼して任せればいいか、難しい所です。

 

採血を繰り返して、順調に数値が上がっていることを確認し、最終的に心拍の確認ができたら治療は卒業となります。

HCGはあがったけど心拍は確認できなかった、っていう話もちらほら出てくるので、まだ油断はできません。

心拍を確認するためのエコー

そして、胚移植をしてから4週間と3日後に確認のエコーの日が来ました。

 

モニターに映し出されたのは、ほんの小さな拍動するカタマリでした。

 

 最後に

よく奇跡や神秘なんて言葉が使われますが、

私たちは、今の時代の技術のおかげで、この瞬間を迎えることができて、本当に良かったと思います。

 

受付のお兄さんに、おれらはもうここには来ないぜ、と別れを告げました。

うまく英語は伝わらなかったので、妊娠したんだと改めて伝えて、笑顔のお兄さんとクリニックをあとにしました。

 

全体の流れはこちらにまとめたので読んで頂ければ幸いです。

nkatsuman.hatenablog.com