妊活マン ー令和の子作りー

男目線で不妊治療からの妊娠・出産を綴ります

精索静脈瘤の手術を勧められて断った話。ー男が綴る不妊治療ー

今回訪れたクリニックは泌尿器科医も在籍しており、診察を受けることとなった。

タマの大きさの測定、超音波での観察があった。息吸って、止めて、お腹に力を入れてと医師の指示に従っていると、

 

「静脈瘤がありますね」

 

と言われた。

静脈瘤⁉精液検査の結果が問題なかったので、何も心配事はなかったのだが、軽い感じで手術を勧められた。局所麻酔で1時間ほどでできるらしい。

精液検査は大丈夫だったしと思っていると、通常の精液検査だけでは分からないこともあって、もっと詳しく精液を分析する検査方法もあるとのことだった。

手術適応としては「精液所見が悪いこと」が挙げられるが、手術をすることで精子DNAダメージを減らし、染色体異常時の出生を減らすこともできるようだ。DNAダメージは研究で分かったことで、通常のクリニックの診療ではそこまでは調べないので、自分の状態が悪いかどうかも分からない状態で、手術を受ける意義は感じられなかった。欧米のガイドラインでは精液所見が正常の場合や、腹圧をかけても触知できない静脈瘤は治療してもメリットがないらしい。精液所見は悪くないし、その先生も絶対やった方がいい、という感じではなかったのでやらないことにした。

 

ちなみにお値段は10万ぐらいだったと記憶しているが、今調べてみると私が行ったクリニックでは保険が効いて45000円ほどのようだった。病院によってかなり差があるようで、保険が効かず高い所だと25万以上するようところもありかなり幅がある。

病院を選ぶポイントとしては、

手術成績:どれくらいの件数をこなしているか。

入院期間:日帰りか、入院か

値段:保険が効くか、効かないか

が考えられるが、まずは手術の必要性に納得したうえで受けるものである。

精液所見が悪ければ手術は選択肢になるだろうが、所見が悪くない場合は勧められたとしても、考える時間が欲しいものである。

参考

www.lab.toho-u.ac.jp

male-urology.jp