妊活マン ー令和の子作りー

男目線で不妊治療を綴ります

アメリカで妊活。排卵検査薬を買った男の話。

これを買いました。

Clearblue Advanced Digital Ovulation Test, Predictor Kit, Featuring Advanced Ovulation Tests with Digital Results, 20 Ovulation Tests

 20回分で40ドルです。

f:id:nkatsuman:20200716095019p:plain

Clearblue。

 

www.amazon.com

 

安くはありませんが、産婦人科医もオススメと書いてあります。CVSなどの薬局でも売っていますが、Amazonで買うのが断然安いです。

もちろんアメリカ生活には必須のPrime会員になっています。

10回分もありますが、20回分がお得です。タイミングが合っても、妊娠の確率は高くても20%ぐらいですし、迷わず20回分買ってしまいました。

新製品はbluetoothスマホと連携する機能もあるようですが、やりすぎですよね。。

 

 

使用上の注意点

付属のスティックを本体につけて、尿をかけたら5分待つという単純な仕様です。

 

ニコニコマークが点滅(flashing):エストロゲンが検出された。妊娠できる可能性が高い時期。

ニコニコマークが消えない(non-flashing):LHサージが検出された。妊娠できる可能性がピーク。当日・翌日にtryです。マークはしばらく消えません←ここ大事

 

 

マークが消えなくなったので壊れたと思って、中をこじ開けて壊したのは私です。

よくよく読むと、ピークに達すると48時間はマークが消えないようです。無駄に次の日も検査をしないようにとの配慮の仕様のようでした。

 

英語(とスペイン語)の説明書で、読めばちゃんと書いてありますが、いつの間にか文字よりも絵を追っていました。

よく分かっていないと点滅(flashing)している時の方が重要に思えましたが、

点滅ではなく、マークが消えない時(non-flashing)がピークです。

 

 

キットが示したタイミングは、日本で医師の指示に従った時のタイミングと同じようだったので、正確に予測してくれます。

アメリカで妊活とダイエットをした男の話

夫35歳、妻34歳、結婚生活7年目は想定の範囲外のアメリカに住んでいました。

 アメリカで発見。クラフトビールがうまい。

仕事の都合でアメリカに引っ越してきて、初夏を迎えた頃、私は気付きました。アメリカのビールはなんて種類が多いのかと。ビールで有名といえば、ドイツやベルギーですが、アメリカも負けていません。スーパーに行くと多くのクラフトビール置いてあります。バドワイザーなどの薄いさっぱりとしたビールと違い、濃いIPAと呼ばれるビールに魅了され、スーパーに行く度に買うのが習慣になっていきました。

 

そして、私はずっと気付いていました。30代も半ばになると、少しずつ基礎代謝が落ち、お腹が出てきた事に。妊娠していない私(夫)のお腹の話です。私は妊活と並行して(ビールをおいしく飲むために)、ダイエットを決意しました。

 私のダイエット方法

基本は筋トレと食事量を抑えることです。

筋トレYoutuberを見ながら、1日目は腕立て伏せ、2日目にスクワットとプランク、3日目に腹筋というサイクルです。1日にたった10分の運動を習慣化させました。

 世界の妊活?

私が地道に体質改善を進める間、妻は知り合いを増やし、世界の妊活情報を集めてきました。

こちらで知り合ったイラク人曰く、ゴマとハチミツがいいそうです。さっそく妻が両方買ってきて試しました。こちらで買ったゴマはなぜか土くさく、長くは続きませんでした。

 

f:id:nkatsuman:20200712121855j:plain

ゴマハニー。Black sesameがいいそうです。

また、アメリカで出産をした中国人夫婦が、子作りのコツを教えてくれました。どんな漢方かなと期待していたら、教えてくれたのは排卵予測キットでした。さらに葉酸のサプリもいいかよと言って、余りをくれました。

 

意外とまともな方法を教えてくれました。

 

葉酸サプリは夫が飲んでいました。

 

女性が飲むものと思い込んでいたし、日本語から得られる情報では男性に良いという話は見つけられず、もらった手前3錠ぐらい飲みましたが、しばらく存在を忘れていたら、妻に捨てられていました。その後、英語で調べると葉酸精子にいいという噂もあるようです。これは本格的に調べて、妻が飲んでいたサプリとともに後で紹介したいと思います。

 

ということで、アメリカ生活で気分も新たにし、キットを使ったタイミング法に逆戻りして妊活を続けてみました。キットが示したタイミングは、日本で医師の指示に従った時のタイミングと同じだったので、正確に予測してくれていそうです。

 ダイエットの成果

3か月を過ぎた頃からお腹の両サイドが明らかに減りました。1年後には5kgの減量に成功しました。ビールをおいしく飲むために始めたダイエットですが、年々アルコールに弱くなり、ビールも飲まなくなり、すっきりしたお腹が残りました。

 

以上、アメリカ生活でダイエットに成功した男の話でした。すぐにやせようと考えず、時間をかけるのがコツだと思います。

アメリカ生活を楽しみつつ、妊活生活も綴っていきたいと思います。

次回は私たちが使った排卵検査薬の紹介です。

体外受精。受精卵を凍結保存して将来に備えた話。ー男が綴る不妊治療ー

前回までの話:子供を授からないまま結婚してから6年目、ようやく本格的に体外受精を考えていたところ海外赴任の話が決まり、不妊治療は延期に。直前になり、体外受精をして受精卵を凍結保存しておけば安心と考え、出国3か月前にクリニックを受診しプランを立ててもらった。夫35歳、妻34歳の頃である。

 

それから、採卵に向けてのホルモン投与が始まった。ここから大変なのが妻で、卵巣刺激により腹部がはれていたのを覚えている。私のしたことは精子を出したことぐらいである。あくまで念のための受精卵凍結と考えていて、自分は渡米に向けての準備の方に忙しく、改めて思い返してみても、ほとんど妻のケアはできていなかった。のちに妻に当時のことを聞いてみても、妻も働きながらだったので忙しく、何とかスケジュールをこなしたという感じでいっぱいいっぱいで、幸いなことに私への不満はなかったようだ。でも、この時の反省はのちに活かすことになる。

 

無事採卵が終わり、受精は精子を振りかけて自然に任せるやつと、ICSI(顕微授精)の両方を行い6つの胚盤胞まで成長した受精卵を確保できた。戻さないのかと先生から言われたが、英語も海外生活も不安の中で妊娠したらどう対処できるか分からないと思い、今後妊娠できなかったら、日本に戻ってきてから使おうということにした。

私たちのケースは、なかなか特殊な状況ではあるが、いざ、体外受精を考えてからのスピードは早かった。3か月以内に終わったと思う。

 

気になる金額は、50-60万だったと思う。

 

地域によって年収制限や治療の限度があるものの、助成が行われている。

2020年現在保険適応への動きが始まっているが、是非とも早く進めてほしいものである。

 

そして今後、保管料として、受精卵は年に5万円、精子も万が一の保険として年に2万円払い、凍結保存していくこととした。

夫婦によって、いろいろな考え方があると思うが、当時はこれが最善の選択と考えていた。

そして将来の子供たちを残してアメリカへ旅立った。帰ってくるのは2年後だ。

精索静脈瘤の手術を勧められて断った話。ー男が綴る不妊治療ー

今回訪れたクリニックは泌尿器科医も在籍しており、診察を受けることとなった。

タマの大きさの測定、超音波での観察があった。息吸って、止めて、お腹に力を入れてと医師の指示に従っていると、

 

「静脈瘤がありますね」

 

と言われた。

静脈瘤⁉精液検査の結果が問題なかったので、何も心配事はなかったのだが、軽い感じで手術を勧められた。局所麻酔で1時間ほどでできるらしい。

精液検査は大丈夫だったしと思っていると、通常の精液検査だけでは分からないこともあって、もっと詳しく精液を分析する検査方法もあるとのことだった。

手術適応としては「精液所見が悪いこと」が挙げられるが、手術をすることで精子DNAダメージを減らし、染色体異常時の出生を減らすこともできるようだ。DNAダメージは研究で分かったことで、通常のクリニックの診療ではそこまでは調べないので、自分の状態が悪いかどうかも分からない状態で、手術を受ける意義は感じられなかった。欧米のガイドラインでは精液所見が正常の場合や、腹圧をかけても触知できない静脈瘤は治療してもメリットがないらしい。精液所見は悪くないし、その先生も絶対やった方がいい、という感じではなかったのでやらないことにした。

 

ちなみにお値段は10万ぐらいだったと記憶しているが、今調べてみると私が行ったクリニックでは保険が効いて45000円ほどのようだった。病院によってかなり差があるようで、保険が効かず高い所だと25万以上するようところもありかなり幅がある。

病院を選ぶポイントとしては、

手術成績:どれくらいの件数をこなしているか。

入院期間:日帰りか、入院か

値段:保険が効くか、効かないか

が考えられるが、まずは手術の必要性に納得したうえで受けるものである。

精液所見が悪ければ手術は選択肢になるだろうが、所見が悪くない場合は勧められたとしても、考える時間が欲しいものである。

参考

www.lab.toho-u.ac.jp

male-urology.jp

男は黙って精液検査。クリニックで射精した話。ー男が綴る不妊治療ー

気づいたら35歳になっていた。 

来年は仕事が落ち着きそうだから、本格的にまた治療をしようかと妻と考えていたところ、なんと急遽アメリカ赴任の話が出てきた。以前から興味はあったし、妻も行ってみたいと。不妊治療をとるかアメリカ赴任を取るか、結構究極の選択だと思いつつ、アメリカに行ったら、環境も変わるし規則正しく生活してたらできるんじゃないかと考えて、アメリカに行くことを決めた。

来春に出発を控えた冬のある日、先輩と飲みに行った。そこで不妊の話をしたら、その先輩も同じ悩みを抱えていたこともあり、赴任前に不妊専門のところ行ってみたらと提案された。

 

作戦はこうだ。体外受精をして凍結保存しておくというもの。

以前通ったところはあまり体外受精には積極的でなかったので、今回は別のクリニックにした。

予約をして、受診して希望を伝えると、あっという間に検査と予定が組まれた。

 

私の担当は、おなじみ精液検査である。テストステロンといった男性ホルモンや性感染症の有無も採血でチェックした。精液検査に5000円、採血に2万円ほどかかった。

 

前回は家で採取したが、今回はクリニックの専用部屋で臨んだ。

担当のお姉さんから容器を受け取り、個室に案内された。プライバシーには配慮されており、あの人がここでマスターベーションをしていたなんて!て見られない位置に部屋と提出場所がある。部屋にはゆったりした椅子とテレビ、DVD、ティッシュが置いてあった。数種類のDVDを眺めた。誰が選んだのだろう、院長だろうか、なんて考えながら、これだと思う1枚を決めていざとりかかった。これに緊張したり、ためらいがある方もいると思うが、私の場合、自宅ではなくこんな公共の場で、このような行為をしてしまうなんて、というすこし変態とも言える興奮を感じていた。気になることは時間である。あまり早いと、あの人早すぎ、って思われるのも嫌だなと思い、時間稼ぎをしてみる。最後まで絞り切り、採取した時間を書いて、提出する窓口にむかった。インターホンを鳴らすと担当者が出てきた。女性だった。ちょっと恥ずかしさを感じつつ、堂々と採取物を渡した。彼女はプロフェッショナルだからなんとも思っていないのだろうけど。

www.youtube.com

 youtubeで無料でこんな映画も見れます。夫が持ってるのがあの容器です。

 

結果は大丈夫であった。また量は多めだった。

今回のクリニックは泌尿器科の先生もいて、次に診察を受けた。

AI? H? (人工授精)不妊治療の全体像を知る ー男が綴る不妊治療ー

タイミング法の次の手段として、人工授精をすることとなった。

簡単に、私の解釈を述べると「精液を精製していいとこだけ取り出して、子宮の中に排卵のタイミングに合わせて送り込む」という方法である。この方法でうまくいった知り合いもいるのだが、通常の性行為と比べて子宮内に確実に精子が届くというメリットも、精液検査の結果も悪くなければ対して効果ないんじゃないかと思っていた。

 

ここで不妊症の治療の流れを簡単にエクストリームに理解しておく

 

 

 

  • 検査

男ならだまって精液検査。女性の方が検査は大変である。

体調によって変動があるので2回の検査が勧められる。(1回目で問題なかたから2回目受けてないけど)

5000円ほど支払った。保険が効いて1000円のところから1万円するところもあるよう。

  • タイミング法

タイミングが合っても、ひと月のチャンスでうまくいくのは20代前半で30%、30歳で20%、35歳で10%。思ったより少ない。年齢にもよるが半年は焦らなくてもよい。

  • 人工授精 (AIH: Artificial Insemination of Husband)

1回3-5万円ほど

精液を洗浄して運動良好精子を選別して、タイミングを合わせて子宮内に注入する

1回で成功するのは5-20%ぐらい。多くても6回程度で妊娠しなければ結果は期待できないので体外受精へ。

1回で50-60万、お金もかかって大変。

これも30代前半なら45%の確率で妊娠できるのが35歳で40%、40歳で25-30%と徐々に下がっていく。一方流産率が徐々に上がっていく。この結果が35歳を目安と言われる理由だろう。

これ以降はあまり語られない、気がする。

自分たちの人生を歩む、あるいは、

養子縁組。(海外なら卵子精子提供や代理出産がある)

 

タイミング法、AIHの成功率は低いんだなぁ感じました。お金はかかるけど、成功率が高いのが、体外受精。ここに年齢が大きく関わってくるから、治療するなら早くといわれるわけですね。ひとまず全体像を分かっていれば、詳しく調べる時にも役に立つと思います。

 

 

今回人工授精に挑戦したのだが、後のことはあまり覚えていない。人工受精後に些細なことでけんかになった。

やはり、結果はダメだった。

その後、忙しさを理由に不妊治療からまた遠ざかることとなる。この時はまだ35歳になる前。しかし時は無情にも過ぎ去っていく。

 

参考 

www.jsog.or.jp

35歳から精子力も落ちるってよ!(タイミング法) ー男が綴る不妊治療ー

最初の検査から1年ぐらい経った。タイミングを自分たちで考慮して試していたが、私は仕事か飲み会で、帰りはいつも遅く、妻をイライラさせることも多かった。

周りは子供を持つ友人が増える一方、実は子供がなかなかできなくて、という人の声も聞くようになった。35にまだなってないし、と、特別焦ってもいなかったが、データを見れば妊娠できる確率は確実に減りつつあった。

 

純粋に生物学的にみると、妊娠・分娩に最適な年齢は20歳代

30歳を超えると女性が自然に妊娠する可能性は少しずつ低下し、35歳くらいから急激に低下

男性でも35歳を過ぎると生殖補助医療による出産率が低下

 

一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ 日本生殖医学会HPより

 

f:id:nkatsuman:20200624104749p:plain

https://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/    日本産婦人科学会の報告より

ET=embryo transfer: 胚移植

青いグラフを見てみると、体外受精をしたとしても、35歳までは40%程度の妊娠率が、35歳を過ぎると低下していくのがわかる。

 

そんな中、妻が友人から不妊専門クリニックの話を聞いてきた。男は危機感がないのか、どうしても妻主導になる。結局口コミが我々を動かす。早速受診することにした。

 

今回訪れた所は専門のクリニックだけあって、プライバシーに配慮された作りであった。お互いが向かい合わないように一方向を向いている。呼び出しも名前は呼ばれず番号制だ。コーヒーや紅茶、お茶まで飲めるようになっていて、OCEANやLEONといった30-40代向けの雑誌が揃っていた。その分待ち時間も長い。そもそも予約を取るときはいつもいっぱいで、3時以降でお待ちいただきますということになってた。いつもお疲れに見える先生が一人でやっているようなので、休む間もなく働いていると思うと何も言えない。前回行った産婦人科では子供がいて和やかだったが、ここでは皆、静かに待っている。

 

ここで、医師の指導によるタイミング法が始まった。

不妊治療界隈で話に聞く「今日だよ」のプレッシャーである。

今までは「今日あたりかな」という生理周期と妻の勘による予想日前後にランダムだったり、連日だったり隔日射撃を仕掛けていたのだが、今回はピンポイントである。外したらどうしよう、というプレッシャーはなくはない。ただ、やることやるだけだ。

 

この頃は友人の間で子作りに関する話は飲み会のネタになって、一発でできたよという話から、マカとニンニクを与えられてできた、今日だからさっさと出してって言われたり、作業だよ作業って言ってたり、萎えるよねーって言ってたり、それぞれにエピソードがある。

 

私は強いメンタルを持ってして、指定日の後も追加攻撃を加えた。

結局数か月のチャレンジも虚しく、次のステップに行くことになった。人工授精である。